申告漏れ所得5577億円 コロナ影響3割減

国税庁=東京都千代田区霞が関
国税庁=東京都千代田区霞が関

国税庁は25日、令和2事務年度(昨年7月~今年6月)の所得税などの調査で、所得の申告漏れの総額が前年度に比べ29・3%減の5577億円だったと発表した。同庁は「新型コロナウイルス禍で、電話や文書ではなく訪問して調査する件数が減った影響ではないか」とした。高所得者ら「富裕層」1件当たりの申告漏れは2259万円で、富裕層対象の統計を始めた平成21年度以降で最高額。

個人事業主で1件当たりの申告漏れが高額だった業種ランキングは、1位のプログラマー(4927万円)、3位の内科医(3339万円)など上位として珍しい業種が入った。元年度まで23年連続で10位以内だった風俗業は調査件数が少なく、ランキング対象から外れた。個人事業主の消費税の申告漏れなどは前年度比8・9%増の4万9千件、追徴税額は同40・8%減の180億円。