頼れる助っ人コンビが大活躍 ヤクルト、20年ぶり日本一へ王手

【プロ野球日本シリーズヤクルト対オリックス 第4戦】 試合に勝ちヤクルトのホセ・オスナを労うヤクルトのドミンゴ・サンタナ =東京ドーム (撮影・中井誠)
【プロ野球日本シリーズヤクルト対オリックス 第4戦】 試合に勝ちヤクルトのホセ・オスナを労うヤクルトのドミンゴ・サンタナ =東京ドーム (撮影・中井誠)

SMBC日本シリーズ2021は24日、東京ドームで第4戦が行われ、ヤクルトがオリックスを2―1で下して3連勝を飾り、対戦成績を3勝1敗として20年ぶり6度目の日本一まであと1勝とした。

オリックス最後の打者、T-岡田の打球をダイビングキャッチしたヤクルト・オスナは鬼の形相で自ら一塁を踏みしめた。勝利が決まり、いち早く駆け寄ったサンタナが両手で背中をたたくと、オスナの表情が緩んだ。「貢献できてよかった」とオスナ。日本一に王手をかける勝利の立役者は、打線を支える外国人助っ人コンビだった。

口火を切ったのはサンタナ。二回にオリックス先発、山崎颯の高めの直球を豪快に振りぬき、右翼席へ運んだ。23日の第3戦も七回に決勝2ラン。「昨日の勢いのまま試合に入れた。しっかり仕留められた」。2夜連続アーチで貴重な先制点をもたらした。

そのサンタナの失策で1-1に追いつかれた直後に快音を響かせたのがオスナだ。六回2死一、二塁で3番手比嘉の変化球に食らいつき、中前に決勝の適時打を放った。「誰でもエラーはする。周りのカバーが大事」とオスナ。練習後はいつも談笑しながら帰路につく親友サンタナを二塁から生還させた。

オリックスと戦った1995年はオマリーとミューレン、2001年はペタジーニとラミレス。日本一に輝いたシーズンは強力な助っ人コンビがいた。新型コロナウイルス禍で1軍合流が4月後半までずれ込んだがサンタナは「チームの雰囲気もスタッフの対応も良かった」。素早くなじみ優良助っ人の系譜を継いだ。

3連勝で20年ぶりの日本一まであと1勝。「油断せずに決着をつけないと」とオスナ。頼れるラテンコンビが燕を高く舞わせる。(五十嵐一)

■ヤクルトが王手 日本シリーズ第4戦