仙台医療圏4病院再編、賛同相次ぐ 宮城で市町村長会議、来月から協議入り

県が進める4病院の再編問題についてインターネットを使って意見交換する村井嘉浩知事(右)と仙台市の郡和子市長(左から2番目)=24日、県庁
県が進める4病院の再編問題についてインターネットを使って意見交換する村井嘉浩知事(右)と仙台市の郡和子市長(左から2番目)=24日、県庁

宮城県が示している仙台医療圏の4病院の再編方針をめぐり、関係する14市町村長と村井嘉浩知事がオンラインで意見交換する会議が24日、県庁で開かれ、再編の方針について賛同する意見が相次いだ。村井知事は来月から関係者らと具体的な協議を開始し、来年度中の基本合意を目指す考えを示した上で「できる限りの情報提供に努めていく」と述べ、関係市町村に理解を求めた。

この日の会議で、移転の候補地である富谷市の若生裕俊市長は「今後の県全体の医療体制を示した今回の内容に、全面的に賛同する。人や企業が増える中で、総合病院がないことは長年の課題だった」と述べ、同じく名取市の山田司郎市長も「県の方針に大賛成だ。医療機能の拡充につながる」と県の方針に理解を示した。ただ、「交通の利便性の確保などに配慮してほしい」(山元町の斎藤俊夫町長)といった意見も出された。

一方、市内の2つの病院が移転する方針が示されている仙台市の郡和子市長は「県が持つ情報を開示し、住民の理解と納得を得られるよう進めてほしい」と述べ、県の議論の進め方などに疑問を呈した。

村井知事は、救急医療などの態勢を強化するため、県立がんセンター(名取市)と仙台赤十字病院(仙台市太白区)を統合して名取市に、県立精神医療センター(名取市)と東北労災病院(仙台市青葉区)は集約して、富谷市に再編する方針を示していた。