イスラエルで5~11歳へのワクチン接種開始

23日、エルサレムの診療所で、母親の膝の上で泣きながらワクチン接種を受ける少年(共同)
23日、エルサレムの診療所で、母親の膝の上で泣きながらワクチン接種を受ける少年(共同)

世界有数の速さで新型コロナウイルスワクチンの接種を進めたイスラエルで23日、5~11歳の子どもへの接種が本格的に始まった。政府は接種を呼び掛けているが、安全性への懸念を抱く保護者もおり、順調に接種者数が伸びるかどうかは不透明だ。この年齢層への接種は米国でも始まっている。

イスラエルでは、人口の4割超に当たる約400万人が3回目の接種を終えた。ただ17歳以下が人口の約3割を占めるなど若年層が多い上、最近の新規感染者数の約半数が11歳以下の子どもであることなどから、政府は対策を強化した。

ベネット首相は中部ヘルツェリヤの診療所で息子のダビド君(9)に受けさせ「ワクチンは子どもと保護者、さらには国家を守る」と強調、接種の重要性を訴えた。

地元紙ハーレツによると、5~11歳は約100万人で、23日の予約数は21日夜の時点で2万5000人だった。政府は当初23日から開始すると発表したが、準備の整った一部施設では22日から始めた。(共同)