「コロナなので喋らない」沈黙の警察官装い…中国籍2人を逮捕 警視庁

警視庁=東京都千代田区霞が関
警視庁=東京都千代田区霞が関

キャッシュカードをすり替えて盗み、現金を引き出したとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊などは窃盗の疑いで、中国籍の住居不定、宮春偉(ゴンチュンウェイ)容疑者(29)、韓文豪(ハンウェンハオ)容疑者(21)=同=を逮捕した。宮容疑者は容疑を認め、韓容疑者は「覚えていない」と容疑を否認している。

組特隊によると、2人とは別の指示役が被害者に「口座が使えなくなっている」などと電話をかけた後、韓容疑者が警察官を装ってキャッシュカードを受け取りに行き、宮容疑者が現金を引き出すという手口を繰り返していた。2人は同様の手口で、4月から10月までの間に14件、約2千万円をだまし取っていたとみられる。

2人は留学生として来日。韓容疑者は日本語を話せないものの、指示役は被害者に対し「コロナなので警察官には一言もしゃべらせません」などと電話で話し、韓容疑者が被害者と対面してからは、韓容疑者の持つ携帯電話のスピーカー越しに「キャッシュカードを封筒に入れて」などと指示をしていたという。

逮捕容疑は4月7日、埼玉県蓮田市の無職の80代女性の自宅に「あなたの口座が使えなくなっている」などと電話をし、警察官を装って自宅に訪れてキャッシュカード1枚を封筒に入れさせ、すり替えて盗み、このカードで現金50万円を引き出したとしている。