兵庫放火、遺体は小学生兄弟 任意同行の伯父を聴取

小学生兄弟とみられる2人の遺体が見つかった火災現場=24日午後、兵庫県稲美町(小林宏之撮影)
小学生兄弟とみられる2人の遺体が見つかった火災現場=24日午後、兵庫県稲美町(小林宏之撮影)

兵庫県稲美町で民家が全焼し、焼け跡から住人の小学生兄弟とみられる2人の遺体が見つかった放火事件で、兵庫県警加古川署捜査本部は24日、行方が分からなくなっていた50代の伯父を大阪市北区の扇町公園付近で発見。任意同行し、何らかの事情を知っているとみて話を聴いている。

県警は同日、遺体の身元について、DNA型鑑定の結果、いずれもこの家に住む小学6年の松尾侑城(ゆうき)君(12)と同1年、真輝(まさき)君(7)の兄弟と特定したと明らかにした。死因はいずれも煙を吸ったことによる急性一酸化炭素中毒で、目立った外傷はなかった。

捜査関係者によると、焼け跡にあった布団の燃えかすから油類の成分を検出。捜査本部は屋内で火が付けられたとの見方を強め、当時この家にいたとみられる伯父の行方を捜していた。

県警によると、火災は19日深夜に発生し、木造2階建て民家が全焼。家は5人暮らしで兄弟のほか、50代の父親と40代の母親、母親の兄である伯父が住んでいた。出火の直前、父親が仕事を終えた母親を迎えに外出しており、両親は無事だった。出火と同じころ、近所の防犯カメラに伯父とみられる男性が徒歩で立ち去る姿が写っていた。伯父はそのまま行方が分からなくなり、捜査本部が捜していた。