「兵馬俑と古代中国」展 令和4年3月から京都市京セラ美術館

戦服将軍俑 秦時代 秦始皇帝陵博物院蔵 一級文物
戦服将軍俑 秦時代 秦始皇帝陵博物院蔵 一級文物

日中国交正常化から50年となる令和4(2022)年、「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」展が京都市左京区の京都市京セラ美術館で開催される。

紀元前221年に始皇帝が打ち立てた中国史上初の統一帝国・秦。その後、劉邦が創始した漢帝国は中国古代における黄金時代の一つ。

同展では、その秦漢両帝国の中心地域である関中(現在の陝西省)の出土品を中心に、日本初公開の一級文物(最高級の貴重文物を指す中国独自の区分)を含む約200点をダイナミックに展示。戦国時代の極小の騎馬俑が、始皇帝陵では等身大の兵馬俑(へいばよう)となり、また漢代皇帝陵では小さな兵馬俑に変化した歴史の不思議を体感できる。

中でも、現時点で11体しか発見されていない将軍俑の中で初来日の一体は必見だ。高さ196㌢もの大きさで、生前、始皇帝に仕えた人物の生き生きとした姿を見ることができる。

さらに、武士俑、騎兵俑など計36体の兵馬俑に加え、銅車馬の複製や兵馬俑の隊列展示、ヒツジやブタなどの動物俑、青銅器、金印など多彩な遺物から古代中国文明を紹介する。

また、始皇帝陵や漢代の皇帝陵とエジプトのピラミッドとの類似性を衛星画像から追究するなど、西方文化と比較することで、世界史の視点からも秦漢文明の遺産をひもとく。

現地の兵馬俑坑
現地の兵馬俑坑

◇兵馬俑とは

生きた人間や動物などの姿を木や土に写し取ったものを俑(よう)といい、兵馬俑は、兵士や馬をかたどったもの。古代中国の人々は死後の世界で被葬者を守るために、埋葬した遺体に添えた。秦の始皇帝陵の兵馬俑抗は、1974年に中国・西安郊外で井戸を掘っていた農民が偶然見つけ、その存在が明らかになった。2000年以上前につくられた実物大の兵士や馬の陶器が大量に出土し、世界でも話題となった。その数は約8000体と推計されているが、いまも全容は解明されておらず、調査が続けられている。

開催概要

日中国交正常化50周年記念 兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~

会期:2022年3月25日(金)~ 2022年5月22日(日)

会場京都市京セラ美術館 本館北回廊2階(京都市左京区岡崎円勝寺町124)

公式ホームページ:https://heibayou2022-23.jp/

公式Twitter:@heibayou2022_23


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