米大統領、原油高で産油国批判「石油供給を増加させず」

演説するバイデン米大統領=23日、ホワイトハウス(AP)
演説するバイデン米大統領=23日、ホワイトハウス(AP)

バイデン米大統領は23日、ホワイトハウスで演説し、日本を含めた各国と協調した石油備蓄の市場放出について「原油価格を適正化するための大規模な取り組みだ」と意義を強調し、ガソリン価格が「下がるのに役立つだろう」と期待感を示した。

原油価格高騰に関し「大きな理由は、産油国や大企業が需要に応じて石油供給を迅速に増加させていないからだ」と産油国などを批判した。

米政府は23日、日本や中国、英国、韓国、インドといった消費国と協調し、石油備蓄の一部を市場に放出すると発表した。一方、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」が生産を抑制する可能性も報じられており、効果を疑問視する声もある。

23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の2022年1月渡しが前日比1・75ドル高の1バレル=78・50ドルで取引を終えた。(共同)