令和9(2027)年度に全体開業を目指すJR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」の開発事業者は24日、同地区に米ヒルトンの最上級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」と高級ホテル「キャノピーbyヒルトン」が日本に初進出すると発表した。うめきた2期では3つのホテルの進出計画があり、残りの1ホテルは阪急阪神ホテルズ運営で宿泊特化型ホテル(名称未定)が出店する。
令和6年夏のまち開きに合わせ、まずは同年度上半期にキャノピーを、同年度下半期に宿泊特化型ホテル開業を予定している。ウォルドーフは7年度上半期の開業を目指す。
うめきた2期は都市公園を中心に住宅やオフィス、商業施設などで構成した再開発計画。会議や大規模展示会などでの活用を想定したMICE(マイス)施設も整備される。計画される3つのホテルはビジネスや国際交流の受け皿となるほか、7年開催の大阪・関西万博なども見据え、国内外の観光客も取り込む狙いだ。国際会議や首脳会談の舞台として実績の多いウォルドーフ・アストリア(252室)と、宿泊特化型ホテル(482室)が南街区に入り、キャノピー(308室)が北街区に入って、住み分けを図る。