SMBC日本シリーズ2021は23日、東京ドームに舞台を移して第3戦が行われ、20年ぶりの日本一を狙うヤクルト(セ・リーグ優勝)が25年ぶりの頂点を目指すオリックス(パ・リーグ優勝)に5―4と逆転勝ちで2連勝を飾り、対戦成績を2勝1敗とした。
ヤクルトは0―1の五回に中村の2点適時打に失策が絡んで3点を奪い逆転。投手陣がつかまり再びリードを許したが、3―4の七回にサンタナの2点本塁打で再逆転した。
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日本シリーズ ヤクルトーオリックス 3回表1死満塁、先制の適時打を放つオリックス・宗佑磨。低めの難しいボールを右前に運んだ=東京ドーム(撮影・薩摩嘉克)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で当初の日程より1週間遅れたため、既にアマ野球の大会の予定が入っていた神宮球場が使えず、東京ドームでの開催となった。
全試合がナイターで行われ、どちらかが4勝した時点で終了する。第6、7戦はほっともっとフィールド神戸で行われる。
「最高の場面で打てて良かった」サンタナ、殊勲の一発
ヤクルトのサンタナが殊勲の一発を放った。3―4と勝ち越された直後の七回2死一塁で吉田凌から逆転2ラン。2ボールから甘く入ってきたスライダーを右翼席に運び「強く振れる球を待っていた。最高の気持ち」と笑みを浮かべた。
今シリーズ12打席目での初安打だった。「逆転されてもベンチ一体ですぐ再逆転するぞという雰囲気だった。自分自身も一本出ていなかったので、最高の場面で打てて良かった」と興奮を隠さなかった。