大リーグ通信

「大いなる関心」広島・鈴木誠也は今、どう評価されているのか

巨人戦で2点本塁打を放つ広島の鈴木誠也。レンジャーズやメッツなど複数球団が関心を示しているという=6月、東京ドーム(桐原正道撮影)
巨人戦で2点本塁打を放つ広島の鈴木誠也。レンジャーズやメッツなど複数球団が関心を示しているという=6月、東京ドーム(桐原正道撮影)

プロ野球広島の鈴木誠也外野手(27)が今オフ、ポスティングシステムを使った大リーグ移籍を表明、22日に全30球団へ公示された。二刀流ではないものの、攻守に走塁と三拍子そろった鈴木に、活況を呈しそうな今オフのフリーエージェント(FA)、移籍戦線でも注目が集まっているとされる。果たして、実際の評価はどうなのか。

野球専門局MLBネットワークは「日本のオールスターに5度出場し、五輪でも金メダルを取った日本代表の一員だった鈴木には、レンジャーズなど多くの球団が大いなる関心を持っている」(ジョン・ヘイマン記者)と伝えた。MLBの公式ホームページは「レンジャーズとメッツが特に鈴木を追い求めている。フロントが日本選手の獲得情報に強い」と報じた。

実際のところ、鈴木の移籍市場における位置はどのくらいなのだろうか。球界の噂話、裏話を伝える「MLBトレード・ルーマーズ」によると、鈴木は全体で20位にランクされているという。その理由として、「有能な守備力を持ったセンターとしてだけでなく、打撃面でも活躍できる可能性がある。すでにジャイアンツ、レンジャーズ、レッドソックスが接触を持ちたいと考えている」と分析。「5年間で5500万ドル(約62億8000万円)の契約を結ぶことができるだろう」と結論づける。

日本では主に右翼を守っていたが、高校時代は投手で150キロ近い速球を投げ、広島には内野手で入団した経歴を持つ。それだけに右翼にこだわらない才能があるとの見方も広がる。

野球専門サイトの中には、ドジャースの外野手で年俸2700万ドルのムーキー・ベッツ(29)と遜色ない実力の持ち主だと指摘する声も出るほどだ。

米スポーツ専門サイト「ファンサイデッド」では「マリナーズが〝日本の天才〟鈴木獲得に照準を合わせた」と報じられ、「今オフのマリナーズは補強のための資金を潤沢に用意している。鈴木は興味をそそるトップ外野手の一人なのだ」と付け加えている。シアトルの地元紙「シアトル・タイムズ」も「(マリナーズの)ディポト(GM)は多彩な才能を持つ鈴木に間違いなく関心を示している」と解説する。