神戸・北野の異人館「うろこの家」に23日、1年間の話題や流行をサンタクロース人形で表す恒例の「世相サンタ」が登場した。今年は米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手の顔が多数描かれたTシャツを身に着け、両手を上げてア・リーグ最優秀選手(MVP)選出を喜んでいる。展示は12月25日まで。
サンタは高さ約1・2メートルの発泡スチロール製で塔の屋根に座り、下部には「SDGs(持続可能な開発目標)」「LGBTQ」など、この1年を象徴するアルファベットをデザインしたオブジェも取り付けられた。
企画担当の崎原朝香さん(58)は「大谷選手は素晴らしい努力と人柄で、私たちに希望を与えてくれた。ニュースではよくアルファベットを耳にするようになったが、グローバルな世の中の変化に取り残されないようにしたい」と話した。