「中国プロパガンダに加担するな」 国際人権団体がIOC批判

「チャイナ・オープン」の「微博(ウェイボ)」公式アカウントに21日掲載された、北京で行われたテニスイベントに参加する彭帥さん(中央)の写真(共同)
「チャイナ・オープン」の「微博(ウェイボ)」公式アカウントに21日掲載された、北京で行われたテニスイベントに参加する彭帥さん(中央)の写真(共同)

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は22日、国際オリンピック委員会(IOC)が、動静が分からなくなっていた中国の女子テニス選手、彭帥さんの無事をテレビ電話で確認したと発表したことについて「中国政府のプロパガンダに加担するな」と批判する声明を発表した。

IOCのバッハ会長は21日、彭さんと30分通話し無事を確認したと発表したが、HRWは、他の関係者が彭さんと連絡が取れない中、通話がどのように設定されたのかを「IOCは説明していない」と指摘。「言論を規制し性的暴行疑惑を無視しようとする中国当局と積極的な協力関係に乗り出した」と非難した。

中国が彭さん問題で全面的な言論統制を実施し、中国のインターネットでは「彭」や「テニス」といった言葉さえ検索規制対象だとも指摘。IOCに、テレビ電話での中国政府の関与を説明することなどを要求した。

彭さんは中国最高指導部メンバーだった張高麗元副首相から不本意な性的関係を迫られたと告白した。(共同)