冬告げるタマネギ市 スイス首都、2年ぶり

タマネギや花を編み込んだ飾りを売る農家の人。身に着けているネックレスもタマネギ製だ=22日、スイス・ベルン(共同)
タマネギや花を編み込んだ飾りを売る農家の人。身に着けているネックレスもタマネギ製だ=22日、スイス・ベルン(共同)

スイスの首都ベルンで22日、本格的な冬の到来を告げる恒例の「タマネギ市」が開かれた。ひもでつないで飾り付けたり、人形のように仕立てたりしたタマネギを近郊農家が屋台で販売。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて昨年は中止となっており、2年ぶりの開催を待ちわびた住民や観光客が詰め掛けた。

タマネギ市は毎年11月の第4月曜日に開かれる。22日は気温が2度台で、小雨もぱらつく寒空となった。午前4時すぎには大半の店が準備を終え、歩行者天国となった市中心部は夜明け前に人波で埋め尽くされた。飲み物はシナモンなどの香辛料を入れて温めたホットワインが定番だが、今年は感染対策として酒類の販売が禁じられた。

スイスの連邦議会議事堂(奥)の前で開かれた「タマネギ市」で、タマネギを使った飾りの品定めをする客=22日、ベルン(共同)
スイスの連邦議会議事堂(奥)の前で開かれた「タマネギ市」で、タマネギを使った飾りの品定めをする客=22日、ベルン(共同)

タマネギ市は1405年のベルンの大火で救援を手伝った近隣都市フリブールなどの農家に、お返しとして農産物の販売を許可したことが由来とされる。(ベルン共同)

スイスの連邦議会議事堂(奥)の前で開かれた「タマネギ市」を楽しむ人々=22日、ベルン(共同)
スイスの連邦議会議事堂(奥)の前で開かれた「タマネギ市」を楽しむ人々=22日、ベルン(共同)