不明の伯父 徒歩で外出か 兵庫の2人死亡放火事件

現場検証で放火されたとみられる民家を調べる捜査員ら=22日午前、兵庫県稲美町(安元雄太撮影)
現場検証で放火されたとみられる民家を調べる捜査員ら=22日午前、兵庫県稲美町(安元雄太撮影)

兵庫県稲美町で民家が全焼し、焼け跡から住人の小学生兄弟とみられる2人の遺体が見つかった火災で、同居していた兄弟の50代の伯父が徒歩で外出したとみられることが22日、捜査関係者への取材で分かった。伯父は出火後から行方が分からなくなっており、兵庫県警加古川署捜査本部は何らかの事情を知っているとみて捜している。

県警は22日朝から、現住建造物等放火容疑で現場検証し、詳しい出火原因を調べている。県警は21日深夜に会見を開き、火災現場で「人為的に火を付けた形跡があった」と明らかにした。

火災は19日午後11時50分ごろに発生。木造2階建て民家が全焼し、焼け跡から2人の遺体が発見された。県警は大きさなどから、遺体はこの家に住む小学校高学年と低学年の兄弟とみて、身元の確認などを進めている。

県警や捜査関係者によると、この家は5人暮らしで兄弟のほか、50代の父親と40代の母親、母親の兄である伯父が住んでいた。伯父は火災発生後から連絡が取れていない。運転免許証を持っておらず、家の車は仕事を終えた母親を父親が迎えに行くため使用していた。県警は伯父が徒歩で外出した可能性が高いと判断し、行方を追っている。