障害者施設のパン窒息事故、和解へ 神奈川

神奈川県庁=横浜市中区(高橋天地撮影)
神奈川県庁=横浜市中区(高橋天地撮影)

神奈川県は22日、県立知的障害者施設「中井やまゆり園」(中井町)で昨年10月、入居男性がパンを喉に詰まらせて意識不明の重体となった事故について、安全配慮義務を欠いていたとして、約2600万円を支払い、和解する方針を明らかにした。男性は現在も意識が戻らず、入院中。

黒岩祐治知事は同日の定例記者会見で「安心、安全に暮らす場である障害者施設でこのようなことが起きたことを重く受け止める」と述べた。

県によると、事故は昨年10月18日に発生。本来入居者が入らない配膳室に男性がおり、パンを食べた痕跡があることを職員が発見。男性はその後、倒れて救急搬送された。

園は弁護士などによる検証委員会を設置。事故は配膳室の施錠が徹底されていなかったことにより発生したもので、安全配慮義務に反していると結論づけた。