近隣住民「一体何が」 兵庫の放火事件 伯父不明に戸惑い

住人の小学生兄弟とみられる2人の遺体が見つかった兵庫県稲美町の火災は、兵庫県警が放火事件として捜査を始めた。現場周辺は古くからの民家や田畑が広がるのどかな地域で、住民からは驚きや不安の声が聞かれた。

火災のあった民家の付近は22日も規制線が張られ、雨の中、現場検証にあたる県警の捜査員らが慌ただしく出入りしていた。

隣人の男性(28)は「当時は自分の家の窓がガタガタと揺れ、火柱のようなものが見えた。放火と聞いて驚いている」。近隣女性(78)は「新聞を見て事件と知って驚いた。夜も怖くて外に出られない。家族にも気を付けてと言っている」と声を震わせた。

火災で全焼した家に住む50代の伯父の所在が分かっていない。近くに住む男性(74)は、伯父のことを小さいころから知っているといい、「一体何があったのだろうか」と戸惑った様子。別の近所の男性(85)は「最近は(伯父の)顔を見ていない」とし、犠牲になったとみられる兄弟について「2人でキャッチボールをしたりして遊んでいるのをよく見かけたのに…」と話していた。

近くにある町立天満東小学校は「校区内の火事ということで、ショックを受けている子供もいると思うので心のケアを行う」とした上で、職員の見守りを強化することや集団下校をするなどの対策を取るとした。