京王線刺傷、男を再逮捕「ホテルでオイルまく練習」

服部恭太容疑者
服部恭太容疑者

東京都調布市を走行していた京王線特急の乗客刺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された住所不定、無職、服部恭太容疑者(25)が「事前にホテルでオイルをまく練習をした」と供述していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁調布署捜査本部は同日、別の乗客らに対する殺人未遂と現住建造物等放火容疑で服部容疑者を再逮捕。事件の全容解明を進める。

捜査関係者などによると、服部容疑者は9月末に上京し、八王子市内のビジネスホテルに滞在していた。都内でライターオイルなどを買い集め、犯行に向け「ホテルの浴室で水を使い、ペットボトルでオイルをまく練習をした。多くの人を殺すため、遠くまでまきたかった」などと話しているという。

再逮捕容疑は10月31日午後8時ごろ、調布駅から明大前駅に向かう京王八王子発新宿行きの上り特急(10両編成)内で、都内の会社員の女性(60)ら近くにいた乗客15人に対し、約3リットルのライターオイルをまき、ライターを投げ込んで火をつけ、殺害しようとしたとしている。

服部容疑者は乗車直後、持ち込んだサバイバルナイフ(刃渡り30センチ)で目の前に座っていた男性(72)の胸を刺し、車両を移動。ペットボトルに移しかえたライターオイルをまき、火をつけた。床の一部が燃えたものの、乗客らは別の車両に逃げ込み、全員無事だった。

服部容疑者は調べに「効率的に多くの人を惨殺する計画を実行したが、誰も死なず、非常に残念な気持ちで落ち込んでいる」などと身勝手な供述を繰り返しているという。