黄金に輝く神酒のタチバナ 石清水八幡宮

タチバナの実を収穫する巫女=京都府八幡市
タチバナの実を収穫する巫女=京都府八幡市

石清水八幡宮(京都府八幡市)で22日、爽やかな甘みが特徴の神酒「橘酒」に使われるタチバナの実の収穫が行われ、巫女(みこ)が雨にぬれた黄金の実を丁寧にもぎ取った。23日に営まれる新嘗祭に奉納後、城陽酒造(城陽市)で約3年かけて熟成させて参拝者に授与される。

本殿の庭の東西に植えられた2本の木から直径3~4センチの実を収穫。今年は実が少なく、収穫量は例年の5分の1の約2キロにとどまる見通しだ。

石清水八幡宮とタチバナの歴史は深く、貞観2(860)年の創建当時から植えられ、社紋にもなっている。タチバナの実は不老長寿の霊薬とされ、宮中や将軍に献上した記録も残っているという。

収穫した巫女の中村文音(あやね)さん(27)は「十分に育ちきれいに色づいた。健康に過ごせるように皆さまにお届けしたい」と話していた。