学芸万華鏡

元弁護士作家が切り込む格差社会 『倒産続きの彼女』

新川帆立さん
新川帆立さん

「ステレオタイプじゃない女性弁護士を描きたかった」

美人で高飛車な女性弁護士、剣持麗子を主人公にしたデビュー作『元彼の遺言状』(宝島社)に続き、『倒産続きの彼女』(同)を10月に上梓した新川帆立さん(30)は、2作目で婚活に励むぶりっ子弁護士、美馬玉子を新たな主人公にした理由をこう説明する。1作目はミステリー小説大賞受賞作で、シリーズ累計50万部を数えるヒット作だ。新川さん自身が元弁護士で、インパクトある女性弁護士キャラの麗子について「自分をモデルにしたのか」とよく聞かれたことから、女性弁護士といってもいろいろな人がいることを示したかったという。

「仕事が同じだけで、麗子と私は全然違う人間。周りの弁護士の友達をみてもみんな一人一人違っていていろんな人がいる。そこで、属性がいっしょでも違う人間を書こうと思った。また、シリーズ物だと同じ主人公で何作も続くことが多いが、途中で飽きてくることも。主人公を変えたのは飽きさせない工夫でもある」

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