天安門広場の観光が事前予約制に 北京五輪控え警戒強化か

国慶節を迎え、北京の天安門広場で記念撮影する人たち=2018年(共同)
国慶節を迎え、北京の天安門広場で記念撮影する人たち=2018年(共同)

【北京=三塚聖平】北京市政府は21日までに、市中心部の天安門広場への観光客の入場を12月15日から予約制にすると発表した。新型コロナウイルス対策を主な理由に挙げているが、来年2月の北京冬季五輪を目前に控え、抗議やテロなどへの警戒を強化する狙いもあるとみられる。予約は、スマートフォンのアプリを中心としたオンライン上で行う。

天安門広場は中国有数の観光地として知られており、毎朝の日の出の時間に行われる国旗掲揚式には多くの観光客が集まる。同時に、今年7月に開かれた中国共産党創建100年の祝賀大会など重要な政治・外交活動も行われている。

市政府は19日付の通知で、「(天安門広場は)国事や外交などの重要な活動を行う場所で、中国のイメージを世界に発信する窓だ」と強調した。

かつて広場は特別な日を除き自由な出入りが可能だったが、2008年の北京夏季五輪直前から安全検査が日常的に行われるようになった。現在、広場に入場する際は、身分証(外国人はパスポート)を提示してセキュリティーゲートを通る必要がある。外国人記者は入場を阻まれることが多くなっている。