スーダン、首相復職で合意 軍と民主派、拘束者解放も

10月にクーデターで実権を握ったスーダン軍は20日、解任したハムドク首相を復職させ、拘束している政治家らを解放するとの合意を民主派と結んだ。民主派政党ウンマ党の幹部が21日、ロイター通信に明らかにした。軍は21日、ハムドク氏の行動制限を解除し、自宅周辺に配置していた部隊を引き揚げた。

スーダンでは11日に軍主導の新たな統治評議会が発足し、陸軍出身の最高実力者ブルハン氏が議長に就任。国際社会は民政移管に逆行する動きに反発し、圧力を強めていた。

民主派との合意で軍が一定の譲歩を示した形だが、民主化を求める有力な市民団体は軍による権力構造は受け入れられないとしており、情勢の安定は見通せない。

軍は10月25日のクーデターで2019年から行われてきた軍民共同統治の終了を宣言、文民出身の閣僚らを拘束し、ハムドク氏を自宅軟禁下に置いた。(共同)