警視庁や神奈川県警などは21日、東京湾北部を震源とする最大震度7の首都直下地震が発生したと想定し、東京都内と神奈川県内の首都高速道路の一部を封鎖して交通対策訓練を実施した。
封鎖は大師ジャンクション(川崎市)―平和島パーキングエリア(東京都大田区)の上り線約7キロの区間で、午前9時から約30分間実施。訓練では、地震でトラックから積み荷が落ちて路面に散乱している状況をつくり、関係者が回収して進路を確保した後、パトカーやポンプ車など緊急車両12台が走行した。
警視庁交通規制課によると、都内の幹線道路の交差点計103カ所も午前9時から約15分間、通行止めにし、都心方向への車の進入を規制する手順などを確認した。目立った渋滞は発生しなかったという。