葛尾村、30日から準備宿泊 復興拠点で最も早く

福島県葛尾村は21日、東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域のうち、来年春の避難指示解除を目指す特定復興再生拠点区域(復興拠点)で、30日に住民の準備宿泊を始めると決めた。復興拠点が設定された6町村で最も早く帰還困難区域での夜間滞在が可能となる。

村によると、復興拠点内に住民登録しているのは30世帯83人。避難中に傷みが進んだ自宅を解体した住民がおり、村は宿泊施設を整備した。

この日は村内で住民説明会があり、参加者は準備宿泊開始に同意した一方、除染後も空間放射線量が依然高いとして来春の避難指示解除を不安がる声が上がった。

終了後の取材に篠木弘村長は解除時期に関し「住民本位なので、村の除染検証委員会の意見も踏まえて対応したい」と述べた。

復興拠点の準備宿泊をめぐっては、大熊町が12月3日開始を決めている。