北朝鮮「主権侵害だ」 国連の人権侵害非難決議に反発

北朝鮮の国旗(ロイター)
北朝鮮の国旗(ロイター)

【ソウル=時吉達也】国連総会第3委員会(人権)が北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を採択したことに対し、北朝鮮外務省は21日、報道官談話を発表し「わが国のイメージに泥を塗ろうとする重大な主権侵害行為であり、強く糾弾する」と反発した。朝鮮中央通信が報じた。

談話は、北朝鮮が「人民大衆第一主義」を掲げ、すべての政策で「人民の権益が最優先、絶対視」されていると反論。人種差別などの人権侵害が発生しているのは、米国や決議案を提出した欧州連合(EU)の国々だと訴えた。

採択された決議案では拉致問題について「被害者と家族の長年の苦しみに重大な懸念」を表明、関連する全ての問題の解決を北朝鮮に要求したが、外務省談話では同問題に関する言及はなかった。

同趣旨の決議採択は17年連続で、12月に総会本会議で正式に採択される。