コロナ終息願い大だこ揚げ 「アマビエ」の図柄も

疫病をはらうとされる妖怪「アマビエ」が描かれた畳12枚分の大だこ=21日、鳥取県米子市
疫病をはらうとされる妖怪「アマビエ」が描かれた畳12枚分の大だこ=21日、鳥取県米子市

鳥取県米子市の日野川河川敷で21日、恒例の「大凧揚げ大会」が開かれた。新型コロナウイルス終息と子供たちの健やかな成長を願い、疫病をはらうとされる妖怪「アマビエ」を描いた畳12枚分の大だこなど4枚がふわりと浮かび上がった。

14回目となる今年の大会は風に恵まれず、失敗が何度も続いた。それでも「走れ」の掛け声に合わせ約15人がかりでひもを引いて駆けだすと、体がうろこに覆われたアマビエや干支の図柄が舞い上がり、見物客から歓声と拍手が起こった。

新型コロナウイルスの終息などを願い揚げられた妖怪「アマビエ」が描かれた畳12枚分の大だこ=21日、鳥取県米子市
新型コロナウイルスの終息などを願い揚げられた妖怪「アマビエ」が描かれた畳12枚分の大だこ=21日、鳥取県米子市

以前は40畳サイズの特大だこを含め大小約100枚を揚げた年もあったが、多くの人手が必要で、感染予防のため見送ったという。参加した同市の不動産会社経営入江洋英さん(47)は「コロナが早く収まり、また特大だこの出番が来てほしい」と話した。

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