花田紀凱の週刊誌ウォッチング

(849)小室さん記事、そんなに関心あるのか?

米国へ出発する秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さんと夫の小室圭さん=14日午前、羽田空港(納冨康撮影)
米国へ出発する秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さんと夫の小室圭さん=14日午前、羽田空港(納冨康撮影)

もう放っときゃいいと思うのだが、週刊誌はそうもいかないらしい。

『週刊文春』(11月25日号)が「小室さん眞子さんに女性皇族の嘆き『あとの人が困る』」。

『週刊新潮』(11月25日初霜月増大号)が「『眞子さん・圭さん』〝日本とさよなら〟の向こう側」。

どちらもグラビアと併せてトップ記事だ。読者はそんなに関心あるのか?

但(ただ)し、両誌の著名人の寄稿のなかで、八木秀次氏(麗澤大学教授)の指摘だけは、読み過ごしにできまい。

〈今後、最も懸念されるのは、悠仁さまの「即位拒否」です。お姉さまの「私」を貫いた姿勢に感化された悠仁さまが、「僕も皇籍を離れて自由な生活がしたい。海外で暮らしたい」と主張され、生前退位を例に挙げて、「現行法で難しいなら、特例法を作ればいい」と仰ったらどうするのか。皇室制度を維持するためには、「開かれた皇室」の開き具合を、宮内庁がきちんとマネージメントする必要があります〉

瀬戸内寂聴さんが99歳で亡くなって各誌追悼特集。

『文春』が「『私が人生を狂わせた』瀬戸内寂聴が愛した『男』と『女』」。

『新潮』が「『愛した 書いた 祈った』『瀬戸内寂聴』心を打つ〝情念と性〟の『言葉』」。

『週刊朝日』(11・26)「愛して、書いて、いのち燃やした 寂聴先生さようなら」。

『文春』の特別寄稿で林真理子さんが寂聴さんとのこんなやりとりを紹介している。

〈「先生が亡くなったら、いろんな人がいろんなことを書くんでしょうねー」

「それがいやなのよね」〉

寂聴さんの気持ちを忖度(そんたく)しない連中ばっかりだ。

『文春』が「コロナはどこへ消えた」。

8割おじさん西浦博センセイに聞いてみたら。

『ニューズウィーク日本版』(11・23)は恒例の「世界に貢献する日本人30」。

こんな日本人がいると知ると、日本も捨てたもんじゃないと思う。杉良太郎さんの話が泣かせる。

(月刊『Hanada』編集長)