産経抄

11月21日

人生の分かれ道を前に、人はその都度、何らかの選択をする。前例や定跡をなぞれば、先人の踏み固めた道を行く安心感がある。人の選ばぬ道を行けば、異端の判を押される。常識の壁は、先駆者の避けて通れぬ宿命らしい。

▼「信念ある自己流は、信念なき正統に勝る」。米男子ゴルフで歴代5位の62勝を挙げ、「キング」と呼ばれたアーノルド・パーマーの言葉という。道なき道を行く勇気を賛美した警句だが、先駆者の心構えを問うた言葉とも受け取れる。わが道を行くつもりなら、動かぬ覚悟を持て―と。

▼踏み出す一歩が新たな道になるという、「信念ある自己流」が引き寄せた果報だろう。エンゼルス・大谷翔平選手による投打の「二刀流」が、4年目の今季、最優秀選手(MVP)の受賞として実を結んだのはご存じの通りである。

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