米コロラド州オーロラ市 警察官の黒人男性暴行死で和解金17億円

「ブラック・ライブズ・マター広場」と名付けたホワイトハウス北側の第16街路を見下ろす米ワシントン市長(市長事務所提供、AP)
「ブラック・ライブズ・マター広場」と名付けたホワイトハウス北側の第16街路を見下ろす米ワシントン市長(市長事務所提供、AP)

【ニューヨーク=平田雄介】米西部コロラド州オーロラ市は19日、同市の警察官ら5人が職務執行中の2019年8月、23歳の黒人男性を死亡させたとして解決金1500万ドル(約17億円)を遺族に支払うことで和解したと発表した。

死亡したのはイライジャ・マクリーンさん。商店からの帰宅中に職務質問を受けた警察官3人に首を絞められた後、救急隊員2人に鎮静剤を注射された。マクリーンさんは心停止し、搬送先の病院で死亡した。

警察官のボディーカメラにマクリーンさんが「息ができない。やめてくれ。家に帰ろうとしていただけだ」とすすり泣きながら訴える声が記録されていた。

ワイザー州司法長官は今年9月1日、大陪審が警察官ら5人を過失致死と遺棄致死などの罪で起訴したと発表。同15日に「オーロラ市警では人種的な偏見を持つ警察官による違法な力の行使が常態化していた」との調査結果を公表した。

事件は昨年夏、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」運動が拡大する中で注目を集めた。