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「朝のじゃんけん」が占う吉凶

「朝のルーチン」は大切だと思う。いつも決まった行動をとることで、1日を頑張る活力が得られるから。ルーチンの中に「運だめし」の要素を盛り込むのも重要だ。いわば、カンフル剤的な存在。いい結果を得られれば、気分がまるで違ってくる。

個人的には、マンションのエレベーターの位置が日々の運勢のバロメーターだった。出社するために自宅の玄関を出て、通路の突き当たりにある乗降口に向かう。到着したときにエレベーターがどの階にあるかによって、その日の吉凶を占っていた。

乗降口に着くと同時に、タイミング良くエレベーターの扉が開いて乗り込めれば「大吉」。いつまでたっても他の階をうろうろし、なかなか扉が開かなければ「凶」である。

ところが、コロナ禍で自宅でのテレワークが増えたことにより、出勤時の「エレベーター占い」ができなくなった。外出する必要もないのに、占いのためだけにエレベーターに乗るのは、滑稽極まりない。

解決策は、朝の情報番組にあった。どの系列のワイドショーも星座占いなどを放映しているが、それらではない。一方的に「きょうのあなたは注意が必要です」などと決めつけられるのは、面白くないからだ。どうせなら受け身ではなく、自身の判断で幸運をつかみ取りたい。それなら、逆に不運となっても納得できる。こじつけだが、「エレベーター占い」もいつ自宅を出るか、という主体的な行動を伴っている。

注目したのは、フジテレビ系列の「めざましじゃんけん」である。テレビのリモコンを使ってデータ放送でじゃんけんに参加し、勝つと20ポイント、引き分けで10ポイント、負けても5ポイントもらえる。月曜~土曜の6日間で100ポイント以上ためると、プレゼントの抽選に応募もできる。平日は4回、土曜は2回、ほぼ決まった時間に勝負できるのもいい。負けたとしても、再挑戦の機会があれば幸運の確率は高くなる。要は、気分良く1日を始めたいのだ。今は「エレベーター占い」よりも、気に入っている。(信)