仏外務省や国連も懸念、中国テニス選手の所在不明問題

全豪オープンでプレーする彭帥さん=2019年、メルボルン(ロイター)
全豪オープンでプレーする彭帥さん=2019年、メルボルン(ロイター)

【パリ=三井美奈】フランス外務省は19日、中国の女子テニス選手、彭帥(ほう・すい)さんが、元副首相に性関係を強要されたと主張した後、消息不明になっていることについて「懸念」を表明した。

声明は、国際社会やスポーツ界で彭さんの行方を案じる声が広がっていると指摘。中国当局に、女性に対する性暴力への取り組みを求めたうえで、「表現の自由」の重要さを訴えた。

また、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報道官は19日、「彼女がどこにいるのか、元気でいるのかについて、確証を示すことが重要。彼女が訴えた性的暴行について、透明性のある調査を求める」とジュネーブで記者団に述べた。

彭さんは今月2日、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で、張高麗(ちょう・こうれい)元副首相から性的関係を迫られた体験を投稿した。投稿は即座に削除され、彭さんはその後、公の場に姿を見せていない。