奈良のシカ安らかに 愛護会が「鹿まつり」

奈良市の奈良公園で行われた、死んだシカの慰霊祭「鹿まつり」=20日午前
奈良市の奈良公園で行われた、死んだシカの慰霊祭「鹿まつり」=20日午前

奈良公園(奈良市)や周辺で昨年7月1日から今年6月30日までに死んだシカの慰霊祭「鹿まつり」が20日、公園内の鹿苑で開かれた。

国の天然記念物「奈良のシカ」を保護する奈良の鹿愛護会主催で、ドングリや鹿せんべいなどが祭壇に供えられ、春日大社の神職が「安らかにお眠りください」と述べた。1942年から続いている。今年は269頭が対象。観光客らが捨てた食品包装などのプラスチックごみを食べて死ぬシカも多い。愛護会会長の大川靖則さん(90)は死んだシカの体内から出てきたごみを見せながら「被害に遭うシカを減らしたい」と話した。

慰霊祭「鹿まつり」でシカの体内から出てきたごみを見せる大川靖則さん=20日午前、奈良市の奈良公園
慰霊祭「鹿まつり」でシカの体内から出てきたごみを見せる大川靖則さん=20日午前、奈良市の奈良公園

奈良のシカは古くから、春日大社の神の使いである神鹿として大切にされ、観光のシンボルになっている。