和歌山県白浜町の南紀白浜空港旧滑走路に20日、巨大な地上絵が出現した。「光のしずく」と題する幾何学模様の作品で、縦190メートル、横240メートル。JR紀勢線の沿線などに芸術作品を飾るアートイベント「紀の国トレイナート」での出品作。
作者は埼玉県上尾市在住のアーティスト郷さとこさん(45)。JR白浜駅にほど近い空港の旧滑走路や誘導路に、運動場でラインを引くのに使われる白い粉末約1・6トンを使い、6日間かけて仕上げた。大地に降り注いで実りをもたらす光をテーマにしたという。作品は放置しておいても自然に消えるという。
このアートイベントは、新型コロナウイルスの影響で中止となった昨年を除いて2014年から毎年開催されており、今年が最後の年。