福島原発、軽石漂着備え対策 燃料冷却影響の恐れ

東京電力福島第1原発
東京電力福島第1原発

東京電力は、小笠原諸島の海底火山の噴火で発生したとみられる軽石が福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)に漂着すれば、燃料貯蔵プールの冷却に影響する恐れがあるとして対策に着手した。漂着する時期や量は予測しづらいため、状況に応じて原発の港湾にフェンスを追加する準備などを進めている。東電は「海水に含まれる異物は既存のフェンスで防げるが、念のための対策として実施する」としている。

東電によると、事故を起こした1~4号機は、溶融燃料(デブリ)の冷却などに海水は使っておらず、影響はない。一方5、6号機プール内の燃料冷却に必要な海水取水設備に軽石が詰まると壊れる恐れがある。

取水設備には異物を取り除く装置もあったが津波で損傷したままで、代わりに編み目の大きさが9ミリの金属製の網を設置。その他にフェンスが2カ所に設置されている。東電は軽石が漂着すれば回収を進めるとともに、状況を見ながら既存のフェンスの補強や場所の変更を実施する。