花外楼の人・歳時記

霜月 名女将誕生の立役者

「花外楼」に残る桂太郎の書。「三千世界の烏をさとし そして朝寝がしてみたい」=大阪市中央区 (安元雄太撮影)
「花外楼」に残る桂太郎の書。「三千世界の烏をさとし そして朝寝がしてみたい」=大阪市中央区 (安元雄太撮影)

明治後期から大正初めにかけ、常に政界の中心に位置したキーパーソンの一人に長州出身の桂太郎がいる。首相として日露戦争の遂行にあたり、韓国併合の功績によって長州閥の先輩、井上馨(かおる)を飛び越えて最上位の爵位である公爵を授けられるなど、維新の元勲たちに続く次の世代を代表する政治家として存在感を発揮した。国の命運を担った経験を持つ桂だが、大阪の老舗料亭、花外楼の歴史においてもまた、一人の女性の将来を決定づける重要な役回りを演じている。

母が頼った首相

名女将(おかみ)として知られた花外楼3代目の徳光孝(こう)だが、最初は女将を継ぐ気はまったくなかった。むしろ家業に反発さえ覚えていたという。孝の著書「花のそと」には、花外楼を継ぐ決心をした経緯が記されている。

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