19日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比268・97ドル安の3万5601・98ドルで取引を終えた。欧州などでの新型コロナウイルス感染再拡大を背景に、世界経済の回復が遅れるとの懸念が高まり、売りが優勢となった。
オーストリアがロックダウン(都市封鎖)を発表するなど欧州で規制を再強化する動きが相次いでいる。需要の減少が見込まれる旅行関連やエネルギー関連の銘柄を中心に売られた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は続伸し、63・73ポイント高の1万6057・44と2日連続で過去最高値を更新した。
個別銘柄では、航空機のボーイングや医薬品のメルクの下落が目立った。一方、スポーツ用品のナイキは買われた。(共同)