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「COP26」 温暖化防止と生活 難しい合意

国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が終了し、世界の気温上昇を産業革命前から「1・5度に抑えるための努力を追求する」との成果文書を採択しました。

地球温暖化を防ぐため、1992年に国連気候変動枠組み条約が採択され、先進国は2000年までに温室効果ガス排出量を1990年の水準に戻す目標が決まりました。そして95年以降、COPは毎年に開かれています。

97年に採択された京都議定書で、先進国は2008~12年に1990年の5%削減するなど、初めて目標数字が決まりました。温室効果ガスの削減は大事だと分かっていても、産業活動が抑えられたり、ライフスタイルを大きく変えたりするので、合意が難しいのです。

2015年のパリ協定は気温上昇を2度、できれば1・5度を目標としました。今回の目標は、より厳しくなったわけです。

しかし、会議を進めたアロック・シャルマ議長(英国)は最後の公式会合で「皆さんの深い失望は理解する。しかし、全体の合意を守ることも必要だ」と涙ぐんで語りました。石炭火力発電について、中国やインドの反対で、「段階的な廃止」から「削減」に弱められたからです。

石炭火力発電所は大量のCOを排出します。総発電量に対し石炭火力発電の占める割合は、英国やフランスは1、2%です。が、中国は発電量の6割、インドは7割以上です。廃止となれば大きな打撃を受けます。また、発展途上国には「地球温暖化の原因の多くは先進国だ。なぜ私たちが犠牲になるのか」という思いがあります。

温暖化防止は大切なことですが、きょうの生活も大事です。さらに、温暖化の原因は石炭火力発電だけではありません。まず、自分の暮らしを見直してみましょうか。

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