中国公安トップに習氏側近 一層の権力固め

中国の習近平国家主席(新華社=共同)
中国の習近平国家主席(新華社=共同)

中国公安省は19日に幹部会議を開き、同省トップの趙克志共産党委員会書記の後任に王小洪公安次官を任命することを決めた。中国メディアが20日伝えた。趙氏は兼務する公安相も退き、後任に王氏が就く見通し。王氏は、習近平国家主席の福建省勤務時代からの側近。公安部門の絶大な権力の掌握を狙う習氏の意向を受けた人事とみられる。

習氏が党総書記として異例の3期目入りを目指す来年後半の第20回党大会に向け、趙氏は国内の治安維持を担うことになる。

習指導部は、傅政華・前司法相や孫力軍・元公安次官ら治安・司法部門の幹部を次々と摘発。一方で習氏の地方時代の元部下や側近の登用が目立ち、習氏と距離を置く人物の排除を進めているとの見方がある。

王氏は、習氏がかつて福建省で勤務していた際、同省福州市公安局長などを務めた。習指導部発足後に北京市公安局長に起用され、16年から公安次官を務めている。(共同)