大阪暴走3人死傷 89歳容疑者を釈放

スーパーマーケットに突っ込んだ乗用車を調べる捜査員=17日午後、大阪府大阪狭山市(須谷友郁撮影)
スーパーマーケットに突っ込んだ乗用車を調べる捜査員=17日午後、大阪府大阪狭山市(須谷友郁撮影)

大阪府大阪狭山市のスーパー「コノミヤ狭山店」の店先で乗用車が暴走し、巻き込まれた3人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反容疑で逮捕され、19日午前に送検された同市の無職の男(89)が同日夜、釈放された。大阪地検堺支部は勾留請求をしていたが大阪地裁堺支部が却下、検察側の準抗告も退けた。高齢であることなどを考慮したとみられる。大阪府警は任意で捜査を続ける。

捜査関係者によると、男は少なくとも過去5年間、事故や違反歴がなく、75歳以上が免許を更新する際に義務付けられている「認知機能検査」でも、直近の更新時では「問題なし」と判断されていた。一方で、今年に入ってから、高齢を理由に運転免許の返納を検討していることを周囲に打ち明けていた。

事故は17日午後発生し、近くにいた同市の無職、岡田博行さん(87)が死亡、男の妻(90)を含む女性2人が重傷を負った。男は事故直前、スーパー近くで停車中だったが、「サイドブレーキをずっとかけていなかった」と説明しているという。