千葉県戦没者5万7248人を追悼 式典で平和祈念

今年で68回目を迎えた県戦没者追悼式=18日、千葉市中央区(小野晋史撮影)
今年で68回目を迎えた県戦没者追悼式=18日、千葉市中央区(小野晋史撮影)

先の大戦などによる千葉県関係の戦没者を追悼し、平和を祈念する県戦没者追悼式が、千葉市中央区の県文化会館大ホールで開かれた。

追悼式には遺族約170人をはじめ、熊谷俊人知事や県議らが参列。君が代が演奏された後、祭壇に向かって拝礼し、黙禱(もくとう)をささげた。例年は800人程度の遺族が出席するが、新型コロナウイルス対策で昨年に続き人数を大幅に縮小して開かれた。

父親が昭和20年に硫黄島の戦いで玉砕した流山市遺族会の鈴木孝夫会長(77)は「戦争の悲劇を二度と繰り返してはならない。戦争の悲惨さと平和の尊さを深く心に刻み、次の世代に継承していくことが私たちの世代の使命だ」と強調。

熊谷知事は「今日私たちが当然のように享受している平和と豊かさは、戦争で亡くなられた方々の尊い犠牲と、ご遺族の皆さまのご労苦の上に築かれた」などと追悼の言葉を述べた。

追悼式は昭和29年に始まり、今年で68回目。県によると、日清、日露戦争から第二次世界大戦に至る本県関係の戦没者は軍人、軍属や空襲などの戦災で死没した民間人ら計5万7248人に上る。