群馬交響楽団「日本一」へ改革 海外演奏家登用、新ジャンルなど

群馬交響楽団の改革プランを発表する山本一太知事(左)と富岡賢治市長=18日、県庁(柳原一哉撮影)
群馬交響楽団の改革プランを発表する山本一太知事(左)と富岡賢治市長=18日、県庁(柳原一哉撮影)

群馬県の山本一太知事と富岡賢治高崎市長は18日、県庁で共同会見を行い、群馬交響楽団の改革プランを発表した。海外演奏家の登用や有料ネット配信などに着手し魅力向上を図る。今年度から5カ年計画で取り組み、両氏は「(都道府県で)人口100万人当たりの演奏会入場者数全国1位を目指す」と表明した。

プランではまず、楽団のレベルアップに着手。令和4~5年度に海外演奏家を招聘(しょうへい)するほか、7年度には指揮者3人体制を構築。また、県外や海外での公演機会を増やし楽団員のモチベーション向上も図る。

これと併せ、映画やミュージカル音楽など新ジャンルの演奏にも挑戦。有料ネット配信やファンサイト開設などの取り組みも並行して進め、新たなファン獲得により入場者数の大幅増につなげたい考えだ。

県はこれらにより収益源を確保し財政基盤を強化することで楽団の安定的な運営を実現させる。現状では楽団運営のため県が約3億円、同市が約5千万円を財政支援している。

プラン策定に携わった宇留賀敬一副知事は「入場者数が増えれば、財政で行政に頼る割合を低くすることができる」と説明した。

ただ、新型コロナウイルス禍が収束せず演奏会開催が困難になれば、プランの実現は遠のく恐れもある。

山本知事は楽団の理事長、富岡市長は副理事長を務める。両氏が昨年2月、改革に乗り出すと表明していた。