皇室ウイークリー

(719)陛下、特別国会の開会式ご臨席 ご成年の愛子さまに勲章授与へ

第206回特別国会の開会式でお言葉を述べられる天皇陛下=12日午前、東京都千代田区(矢島康弘撮影)
第206回特別国会の開会式でお言葉を述べられる天皇陛下=12日午前、東京都千代田区(矢島康弘撮影)

天皇陛下は12日、参院本会議場(東京都千代田区)で第206回特別国会開会式に臨まれた。陛下は本会議場で議長席後方のお席の前に立ち、起立して迎える議員らに一礼された。

陛下は「国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」とお言葉を述べられた。

12月1日に20歳の誕生日を迎えられる天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまに、宝冠大綬章(ほうかんだいじゅしょう)が授与されることが、今月16日の閣議で決まった。愛子さまの大学の授業日程などを考慮し、ご成年の儀式や祝賀行事は12月1日と5日に分けて行う。

愛子さまは授業のない日曜の5日午前に皇居・宮中三殿をご参拝。その後、宮殿で陛下による勲章の親授式に臨み、午後には勲章とティアラ(宝冠)を身に着けた正装姿で両陛下や上皇ご夫妻にあいさつをされる。皇族方や三権の長らからも祝賀を受けられるが、新型コロナウイルス禍のため、祝宴や茶会は行わない。お誕生日当日の1日は、宮内庁長官や側近による祝賀、ご家族だけのお祝いの食事のみを御所で行う。

赤坂御用地を散策される天皇、皇后両陛下の長女、敬宮愛子さま=令和2年11月、東京都港区(宮内庁提供)
赤坂御用地を散策される天皇、皇后両陛下の長女、敬宮愛子さま=令和2年11月、東京都港区(宮内庁提供)

コロナ禍の国民生活への影響に配慮し、愛子さまは今回、ティアラを新調せず、上皇ご夫妻の長女、黒田清子(さやこ)さんが使ったティアラを借りて着用される予定。両陛下と愛子さまは、清子さんに感謝の気持ちを持たれているという。

秋篠宮さまは11月16日、福岡県で開催された「第27回マグネット技術国際会議」の開会式に、英語でビデオメッセージを寄せられた。

秋篠宮さまはマグネット技術が「現在人類が直面する様々な疾病や気候変動など多くの困難な課題の解決の観点からも、非常に大きな波及効果を有する重要な技術領域として期待されております」とご指摘。「今後さらにマグネット技術が発展し、地球規模の課題解決に貢献されること」を願われた。

国際会議は、日本学術会議と低温工学・超電導学会が主催。宮内庁によると、当初は秋篠宮さまが会場を訪問されることも検討されていたが、コロナ禍の現状から見送られた。