和歌山IR、住民説明会を延期 県議会、不満相次ぐ

和歌山県庁=和歌山市
和歌山県庁=和歌山市

和歌山県が誘致を進める、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を議論する県議会の特別委員会が19日、開かれた。事業者のクレアベスト・グループ(カナダ)の担当者が出席し、事業内容などを説明したが、議員側から「運営体制が不透明」などと不満が相次いだ。県は当初、今月25日~12月5日に予定していた住民説明会とパブリックコメントの延期を決めた。

県は、事業者の具体的な運営体制が固まる来年1月末ごろをめどに改めて実施するとしている。

県は今年6月、IR事業者にクレアベストを選定。県議会は9月に特別委を設置していた。この日はクレアベストの担当者が事業内容を説明。約4700億円としていた初期投資額の資金調達について「メガバンクとも交渉を進めている」などとしたが、裏付ける資料を提示しなかった。

議員側からは「実現性が信用できない」「蜃気楼(しんきろう)のような話だ」などと不満が相次ぎ、住民説明会などの延期を求める決議を採択。県も延期を決めた。

ただ、県は当初の予定通り、来年4月28日までの国への区域整備計画提出には間に合わせる方針という。