「サイドブレーキずっとかけず」 暴走3人死傷で送検

送検のため大阪府警黒山警察署を出る横山孝容疑者=19日午前8時32分、堺市美原区(沢野貴信撮影)
送検のため大阪府警黒山警察署を出る横山孝容疑者=19日午前8時32分、堺市美原区(沢野貴信撮影)

大阪府大阪狭山市のスーパー「コノミヤ狭山店」の店先で乗用車が暴走し、巻き込まれた3人が死傷した事故で、車を運転していた同市の無職、横山孝容疑者(89)=自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で逮捕=が「(事故直前に)サイドブレーキをずっとかけていなかった」と供述していることが19日、大阪府警黒山署への取材で分かった。

横山容疑者は事故直前、スーパー近くでフットブレーキのみで停車していたが、足の力が緩んでブレーキが外れたことで暴走につながったとみられ、府警は詳しい経緯を調べている。

同署は同日午前、容疑を過失致死傷に切り替えて横山容疑者を送検した。

同署によると、横山容疑者は事故直前、買い物に来た妻(90)を送り、スーパー近くで停車中だった。妻が戻ってきたため車内でトランクを開ける操作を行った際に車が動き出したため、動転して運転操作を誤り、車を急発進させたとみられる。

長時間停車する際は、サイドブレーキを使う必要がある。だが、横山容疑者はサイドブレーキをかけずに停車していたといい、「(フット)ブレーキは踏んでいたが、緩んでしまった。するすると進んだので、慌ててアクセルとブレーキを踏み間違えた」と説明している。

事故は17日午後発生。車は急発進を繰り返してスーパーの壁に衝突し、近くにいた同市の無職、岡田博行さん(87)が死亡し、妻を含む女性2人が重傷を負った。