千葉・多古町長逮捕で町幹部職員を聴取へ 県警

送検のため千葉県警山武署を出る所一重容疑者=19日午前8時35分
送検のため千葉県警山武署を出る所一重容疑者=19日午前8時35分

先月31日投開票の衆院選で、特定候補への投票を依頼したとして、公選法違反(公務員の地位利用など)の疑いで千葉県多古町長の所一重容疑者(56)=多古町多古=が逮捕された事件で、県警は19日、所容疑者を送検し、同町役場の家宅捜索を行った。町によると、所容疑者は同町の幹部職員21人が参加するLINE(ライン)のグループに投票を呼び掛ける投稿を行っていた。県警はグループに参加していた職員に事情聴取を行う方針だ。

家宅捜索は午前9時半ごろから始まり、町長室や総務課などに捜査員が入ったという。

所容疑者はラインに、「政権与党の林候補なくして成田空港の機能強化は進まない。小選挙区で負けたら終わりです。貴重な1票を無駄にしないでください」と、千葉10区で出馬した自民党の林幹雄氏への投票を促すような内容の投稿をしていた。また、選挙期間中は林氏の街頭演説の動画などが複数回投稿されていたという。所容疑者は林氏の街頭演説で応援弁士に立つなど、積極的に支援していた。

千葉10区には、林氏や立憲民主党の谷田川元氏ら4人が出馬。自民党の年齢制限で比例代表に重複立候補できない林氏が8万3822票を獲得し当選した。谷田川氏との差は2851票と接戦だった。