落語家の川柳川柳さん死去 音楽ネタで人気

川柳川柳さん
川柳川柳さん

音楽を取り入れた新作落語で知られた落語家の川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう、本名・加藤利男=かとう・としを)さんが17日、死去した。90歳。

昭和30年に六代目三遊亭円生に入門し、49年に真打ちに昇進。円生の落語協会脱退に伴い、53年に五代目柳家小さんさんの門下となった。

つばの広い帽子ソンブレロをかぶってギターを手に、ラテン風の音楽を奏でながら美声を聴かせたネタ「ラ・マラゲーニャ」などで注目された。

太平洋戦争前後の自身の体験を基に、軍歌からジャズへと様変わりした日本の流行音楽を通して、世相の移り変わりを描いた自作落語「歌でつづる太平洋戦史」(通称ガーコン)は代名詞となり、80代半ばまで片足立ちでリズムを取りながら熱演した。他の代表作に「ジャズ息子」。