長州「正論」懇話会 元陸幕長・岩田氏「台湾有事は日本有事」

長州正論懇話会第38回講演会で講演する岩田清文氏=19日、山口県下関市
長州正論懇話会第38回講演会で講演する岩田清文氏=19日、山口県下関市

長州「正論」懇話会の第38回講演会が19日、山口県下関市の市生涯学習プラザで開かれ、元陸上幕僚長の岩田清文氏が「中国の覇権拡大に我が国はどう備えるべきか」と題して講演した。

岩田氏は、米中関係の現状について「冷戦後、最も厳しい2大国間競争の時代にある」とし、「中国の西太平洋における覇権拡大が日本にとって大きな脅威だ」と指摘した。

中国が軍事的圧力を強める台湾周辺の安全保障環境をめぐっては「台湾有事は日本有事になる」との認識を示した。その上で「最悪の状況を想定し、リスクをコントロールすることが危機管理の鉄則だが、日本はその準備さえもできていない」と警鐘を鳴らし、新たな国家安全保障戦略を策定して、さらに抑止力を強化することが必要だと訴えた。

講演会は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で開催した。