中露軍用機9機が韓国の識別圏に進入 合同訓練の動き強まる

【ソウル=桜井紀雄】韓国軍合同参謀本部は19日、中国の軍用機2機とロシアの軍用機7機が同日午前と午後に日本海の竹島(島根県隠岐の島町)北東方向に当たる韓国の防空識別圏(ADIZ)に進入したと明らかにした。韓国軍は中露が合同訓練を行ったとみている。韓国外務省は中露両国に遺憾の意を伝え、再発防止を求めた。

中露は空軍の訓練のほか、先月には艦艇が日本列島をほぼ一周する形で初の合同巡視を行うなど、連携を強めている。日米を牽制(けんせい)する狙いとみられる。

今回、韓国の識別圏に入ったのは、中国の爆撃機2機のほか、ロシアの爆撃機2機や戦闘機4機、早期警戒管制機A501機。一部は午前に進入して離脱した後、午後に再進入した。韓国領空へは侵入しなかった。

韓国軍は、進入前から戦闘機や空中給油機を投入。偶発的な事態に備え、警戒飛行を行った。中国側は進入後、韓国側に訓練だと通知したが、ロシア側からの通知はなかったという。

中露の軍用機は昨年12月にも韓国や日本の識別圏に進入し、韓国空軍機や航空自衛隊機が緊急発進した。