「子供凍死」と難民ら ベラルーシからイラクへ帰国

ベラルーシのポーランド国境付近でたき火の周りに座る難民ら=18日(ロイター=共同)
ベラルーシのポーランド国境付近でたき火の周りに座る難民ら=18日(ロイター=共同)

ベラルーシから欧州連合(EU)への越境を目指したイラク人難民ら約430人が18日、ベラルーシ首都ミンスク発の特別機でイラクに帰国した。地元テレビなどによると、難民らは「子供が凍え死んでいる」「また(EU越境に)挑戦する」と訴えた。

難民らの多くはイラクの少数民族クルド人とされる。厳しい寒さの中、ベラルーシとポーランド間の国境で野営を続けてきた。EUに配慮してイラク政府が帰国希望者を募っていた。

ロイター通信によると、クルド人自治区アルビルに着いた少数派ヤジド教徒のモフセン・アディさんは「死ぬまで現地にとどまるつもりだったが、家族が危険だった」と漏らした。スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)による混乱で故郷のインフラが破壊され、約1カ月前にトルコ経由でベラルーシに渡っていた。

首都バグダッドに戻った別の男性は地元テレビに「水も食べ物もなかった。ベラルーシの治安部隊は暴力的だ」と非難した。(共同)