関経連、女性管理職比率向上など目指し新ビジョン

D&Iをテーマに開催された関西経済連合会のフォーラム=19日、大阪市内の「MUIC Kansai」(黒川信雄撮影)
D&Iをテーマに開催された関西経済連合会のフォーラム=19日、大阪市内の「MUIC Kansai」(黒川信雄撮影)

関西経済連合会は19日、企業において多様な社員のあり方を認め、個々の能力発揮を促す「D&I(ダイバーシティー・アンド・インクルージョン)」の取り組み促進に向けた「関西D&Iビジョン」を発表した。女性管理職比率の向上などを目指し、数値目標の設定、対外公表などを会員企業に求めた。

ビジョンは企業が目指すべき姿として、「女性管理職比率30~40%」「男性の育休取得率100%」などを具体例に上げた。行動指針として「適材適所の人材配置」や「多様なワークスタイルへの対応と適正な評価」「トップコミットメント(企業首脳の関与)の浸透」などを挙げ、会員企業に「数値目標の設定」「アクションプラン(行動計画)の策定」「方針や目標・取り組みの社外への公表」などを求めた。

数値目標の内容や達成時期などは「業界の特性や各社の実情に応じて設定する」としているが、関経連の山内千鶴D&I専門委員長は同日、大阪市内で開催されたフォーラムで「目標を対外的に開示することで(達成に向けた)本気度が増す」などと期待した。

関経連によれば、関西企業の女性の管理職比率は現在、8・3%で、全国の8・9%より低い水準にとどまっている。関経連の松本正義会長は「D&Iの取り組みを促進し、多様な人材が集い、新たな挑戦を続けられる環境を関西で創造していきたい」と語った。